ファッション

日本のレザーがパリの世界的な素材アワードで初の受賞

 世界最高峰のファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン」が主催するテキスタイルアワード「PVアワード」で、兵庫県姫路市の坂本商店が日本企業としては初めて、レザー部門で「ハンドル賞」を受賞した。「PVアワード」はファブリック部門とレザー部門のそれぞれにグランプリと、風合いなどを評価する「ハンドル賞」、創造力を評価する「イマジネーション賞」の2つの賞で構成されている。ファブリック部門では2013年に小松精練がグランプリを受賞したことがあるが、レザー部門での受賞は初めて。坂本商店は、国産の和牛の革を、鞣(なめ)しと漆の技術を融合する日本固有のレザー加工技術“黒桟革(くろざんかく)”の技術が高く評価された。

 「プルミエール・ヴィジョン」は13日にパリで開幕。ファブリックとレザー、ヤーン、服飾資材、プリント図柄、ガーメントの6つの部門で構成され、約1700社が出展し、世界中から6万人以上が訪れる。「PVアワード」は初日に発表された。

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