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私のサステナビリティ 「フリーダ」の小笠原希帆は廃棄されるモノをアップデート

 かわいいと思って手に取った洋服が実はサステナブルだったっていうのが1番スマートだと思っています。だから「サステナです」っていう接客とか、サステナブルコーナーとかを作って売るのは全然粋じゃないですね。古着の卸もずっと売れなかったモノは廃棄するんです。そういう廃棄されるはずだったモノを使うのは、いろんな会社がいろんな形でやるべきだと思います。

 「フリーダ」では、廃棄されるはずだった古着を新しい商品として生まれ変わらせて販売しています。例えばデニム。“501”の女の子がはくような28~32インチは、日本では争奪戦で全然ないけど、大きいサイズのデニムは人気がなくて、最終的には廃棄されてしまいます。それを集めて解体して、日本人の女の子がはけるサイズにリメイクしました。日本の工場の職人が一点一点ハンドペイントを施したりして付加価値を付けて、2万9800円までちゃんと値段も上げて売ります。ペンキが落ちてくると表情も変わって面白いから、1シーズンで終わるデニムじゃなくて、ずっとはいて欲しい。ワンピースにも古着のスカーフを620枚使っています。今の若い子たちには、スカーフを首に巻く文化がないですよね。だから価値をちょっと変えてみるっていうのも必要なこと。

 ただ、リメイクすると逆に値段が高くなってしまうから、サステナブルでもうけようと思うと大変なんです。高くても買ってもらえる価値をつけて、丁寧に売ることが大切ですね。

私のサステナビリティ
 ファッション業界にとって加速して取り組まなければいけない課題の“サステナビリティ”。企業として大きく舵を切ることはもちろん、個々の意識も重要です。そこで個人的に行なっているサステナビリティについて聞きました。