ファッション

25歳の靴磨きチャンピオンが独立 地元京都で来春の起業目指す

 三越銀座店が2月に行った「靴磨き選手権大会2019」でチャンピオンになった、東京・渋谷の靴磨き店「ザ ウェイ シングス ゴー(THE WAY THINGS GO)×ユニオンワークス(UNION WORKS)」の寺島直希ストアマネージャー(25)が9月30日をもって同店を退職した。今後は出身地である京都で「原点回帰として」路上靴磨きを再開し、来春には自身の靴磨き店を同地にオープンする予定だ。「すでに物件探しを始めている。路上靴磨きの再開は、地元での認知度アップの一環でもある」と寺島。それまでは個人として、「都内の百貨店やセレクトショップなどで靴磨きイベントや講習会を行う」という。

 寺島は京都産業大学在学中に路上靴磨きを始め、卒業後に「ザ ウェイ シングス ゴー」を運営するキンコー(大阪府、石見豪社長)に就職した。路上靴磨きのきっかけについて、「大学在学中に石見さんに弟子入りを志願したが断られ、修業のつもりで始めた」と語る根っからの“石見信者”だ。在職中は「ザ ウェイ シングス ゴー大阪店」と「ザ ウェイ シングス ゴー×ユニオンワークス」両店のストアマネージャーを務めた。石見と別れることについて寺島は、「ここまで導いてくれたことに心から感謝している。ただ、これからは自分の可能性に懸けてみたい」と述べた。

 石見は15年に「ザ ウェイ シングス ゴー大阪店」を開店。19年1月に東京に進出し、「ザ ウェイ シングス ゴー×ユニオンワークス」をオープンした。石見は「靴磨き選手権大会2018」のチャンピオンでもある。

 靴磨きは、東京・南青山の靴磨き店ブリフトアッシュ(BRIFT H)の長谷川裕也オーナーが17年にロンドンで行われた「ワールド チャンピオンシップ オブ シューシャイニング」や今年9月14日に伊勢丹新宿本店が主催した「シューシャイニング チャンピオン オブ チャンピオンズ」で優勝したり、河村真菜ガクプラス トーキョー(GAKUPLUS TOKYO)オーナーが“美しすぎる靴磨き職人”としてテレビや雑誌に取り上げられたりするなど、過去にないほど盛り上がりを見せている。「WWDジャパン」9月23日号の巻末人気企画ファッションパトロールでも、靴磨きについて取り上げた。

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