ファッション

三越伊勢丹のSPA事業「BPQC」が19年春夏で営業終了 

 三越伊勢丹のプライベートブランド(PB)「BPQC」が、2019年春夏をもって終了すると同PBの公式ウェブサイトで発表した。同PBは現在、三越恵比寿店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店、伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店の5店舗およびオンラインストアで販売している。公式ウェブサイト、フェイスブックおよびインスタグラムは3月末日で終了する。終了に至った理由を「目指していた成長スピードに達しておらず、事業としての黒字化が見込めなかったから」と広報担当者は説明する。

 「BPQC」は2000年に伊勢丹(当時)のカリスマバイヤーと呼ばれた故・藤巻幸大氏がライフスタイルストアのPBとして開発した。08年に一旦休止したが、14年にディレクターにムラカミカイエ氏を起用してリブランディングに着手。以後は首都店以外のグループ百貨店や路面店、外部商業施設などへの出店を目指すと報道されていた。

 親会社の三越伊勢丹ホールディングスは17年4月に就任した杉江俊彦・社長のもと、前体制が強力に推進していた「仕入れ構造改革」を抜本的に見直し、婦人服・雑貨で8つあったPBを「ナンバートゥエンティワン(NUMBER TWENTY-ONE)」「BPQC」「クロージング(CLOTHING)」に整理していた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。