ファッション

「メイクショップ」が本場・韓国への越境EC開始、3年後100億円を計画

 ECカートサービス「メイクショップ(MAKESHOP)」を展開するGMOメイクショップは19年1月から、越境EC向けのサービス「フルアウトソーシング・フォー・グローバル byGMO」をスタートする。先ずは韓国向けからスタートし、韓国の有力ネット通販支援企業であるコリアセンター(ソウル市、キム・ギロク代表)と連携する。向畑憲良GMOメイクショップ社長は「『メイクショップ』に出店している企業であれば、ほぼ手間をかけずに韓国市場に販売できる。ビジネスモデルも基本的にレベニューシェアで、手数料もほぼかからない」という。

 「メイクショップ」はもともとコリアセンターが韓国で展開していた同名のサービスから始まったECカートサービスで、向畑GMOメイクショップ社長がコリアセンターの出資する日本法人という形で2004年に創業した。その後GMOグループが買収。現在日本では2万2000店舗が利用し、17年1〜12月の流通額は1480億円になり、日本最大のECカートサービスになっている。「日本の『メイクショップ』はこの数年は特にファッション分野が急成長しており、この越境ECサービスもファッション分野からスタートしそうだ」という。

 コリアセンターの創業者で、韓国ベンチャー第一世代を代表するアントレプレナーでもあるキム・ギロク代表は「基本的に日韓の商品価格差はつけず、物流費に関しても韓国国内の郵送費とあまり変わらないコストで展開したい。日本からの越境ECは、子会社の越境配送サービスでもリテールベースで50億円の取り扱いがあり、3年後100億円はかなり硬い数字だ」と意気込む。

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