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岩田屋久留米店が新館の営業を終了 本館のみで営業

 岩田屋三越は、岩田屋久留米店(福岡県)の新館での営業を終了し、本館の1館体制で再編する。終了日は2019年3月21日。1972年に開店した久留米店は、83年の西鉄久留米駅東口開発の目玉として新館のオープンと本館の改装を実施し、以降、本館と新館の2館体制で営業してきた。

 10年10月に岩田屋と福岡三越が経営統合して岩田屋三越が発足。経営基盤の強化に向けた諸施策に取り組み、岩田屋久留米店では少人数体制での運営を推進する他、経営の効率化に努めてきた。一方で、本館化粧室の改装や本館屋上の開放、食品フロアへの投資などをすることで、一定の効果はあったものの、安定した業績を確保できるに至らなかった。西鉄久留米駅周辺の商業集積エリアが衰退し、厳しさを増していることもあり、今回の判断に至った。本館再編計画については18年内を予定するが、現在検討中としている。

 岩田屋久留米店の売上高は約116億円で従業員数は130人。

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