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ラフ・シモンズが注目するアーティストの個展が東京で開催、新作を披露

 ラフ・シモンズ(Raf Simons)と親交が深いコンテンポラリーアーティスト、スターリング・ルビー(Sterling Ruby)の個展が3月23日~4月21日の期間、タカ・イシイギャラリー 東京で開催される。同ギャラリーで3度目の個展となる本展では、最新の絵画作品を展示する。

 新作は、ボール紙や帯状の布をコラージュした上にアクリル絵具でペイントしたもので、赤とオレンジと黄色、セルリアンブルーと緑と茶といった配色を白や黒の背景と組み合わせ、不穏な美しさを表現する。作品タイトルの、“CRSS”(=cross:十字、横切る)、“WIDE”(=window:窓)、“VERT”(=vertical:垂直)といった略語によって、2分割や4分割される画面を表すとともに、ルビーが繰り返し用いるテーマの“窓”を暗示している。また、ドイツの詩人、ゲオルク・ハイム(Georg Heym)の黙示録的な詩「人生の影」に影響を受けた作品「CRASS, UMBRA VITAE.」も展示する。

 ルビーは、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト。社会の中の暴力や圧力、美術史に関わる問題などを扱い、陶器や油彩画、写真、映像のほか、キルトやタペストリーや衣服のような布作品など、多様な素材や技法を駆使した作品を手掛ける。

 これまでルビーは、ラフと幾度となく協同している。ラフ自身のブランド「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」2014-15年秋冬シーズンのコラボレーションを皮切りに、ラフが初めて手掛けた「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」2017-18年秋冬のランウエイショーでルビーのインスタレーション作品を展示した「カルバン・クライン」本社の1階で開催された。のちに、同インスタレーションは常設となった他、本社のショールームにもルビーの作品のテキスタイルが壁一面に飾られている。さらに、「カルバン・クライン」がパリに立ち上げたオフィスのデザインもルビーが携わっている。

■スターリング・ルビー「VERT」
日程:3月23日〜4月21日
時間:11:00~19:30
休館日:日・月曜日、祝日
場所:タカ・イシイギャラリー 東京
住所:東京都港区六本木6-5-24
入場料:無料