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ベッカムらが来日し「世界クラスのエンタメを日本に」 米トップホテル会社が日本進出に意欲

 統合型リゾートを開発・運営する米ラスベガス・サンズ・コーポレーション(LAS VEGAS SANDS)は10月4日、日本の統合型リゾート(IR)推進法の訴求を狙い、「日本のエンターテイメントにもたらす可能性」についてのパネルディスカッションを東京都内で行った。統合型リゾートとは、カジノや会議場、劇場、映画館、ホテルなどが一体になった施設で、昨年12月に日本で推進法が設立された。ロバート・G・ゴールドスティーン(Robert G Goldstein)=プレジデント兼最高執行責任者(COO)は、日本では世界のエンターテインメントを呼び込むための施設が求められているにも関わらず、国内にそのための施設が不足している」ことを指摘。こうした状況を踏まえ、日本で統合型リゾートを運営したい考えだ。

 ラスベガス・サンズは、ラスベガスのホテル「ザ ベネチアン ラスベガス(THE VENETIAN LAS VEGAS)」や「ザ パラッツォ ラスベガス(THE PALAZZO LAS VEGAS)」、世界最大のホテル「ザ ベネチアン マカオ リゾート ホテル(THE VENETIAN MACAO RESORT HOTEL)」、シンガポールの「マリーナ ベイ サンズ(MARINA BAY SANDS)」などの高級ホテルやカジノ、エンターテインメント、レジャー施設などを運営するトップ企業だ。今回は、同社のグローバル親善大使を務める元イングランド代表サッカー選手のデヴィッド・ベッカム(David Beckham)やイーグルス(EAGLES)のリードギタリスト、ジョー・ウォルシュ(Joe Walsh)らセレブリティーと共に来日し、多くのメディアを集めた。

 登壇者の一人でイーグルスやボン・ジョビ(Bon Jovi)などをマネジメントしてきたアーヴィン・エイゾフ(Irving Azoff)は、「日本はさまざまな分野で評価されているが、エンターテインメント分野では、メジャーなコンサートを開催するための最先端の設備が整った大規模な施設が少ない。日本が、世界中のファンが集う国になるためには、ロバートのようなグローバル進出に意欲のある統合型リゾートの運営者と連携することが重要だ」とコメント。

 ラスベガス・サンズのゴールドスティーン・プレジデント兼COOは、「弊社は世界最高のレジャーとビジネスツーリズムのモデルを生み出しながら、ツーリズム業界に変革をもたらしてきた。私たちは世界のエンターテインメント業界と親密で力強い協力関係を構築しており、米国、マカオ、シンガポールなど、世界9カ所の施設で年間900以上のショーを開催している。日本でも国内外の有力アーティストと音楽ファンの期待に応える最先端のライブエンターテインメント会場とコンテンツを作っていきたい」と意欲を示した。
 
 ベッカムは「日本の一番の思い出は2002年のワールドカップ。アルゼンチン戦で決めた特別なゴールが印象に残っている。妻のヴィクトリアが所属していたスパイス・ガールズ(SPICE GIRLS)を海外で最初に受け入れてくれたのも日本だった。思い出がたくさんある。僕は寿司が大好きで、特にウニは絶品。日本に来たらもちろん、ロサンゼルスでも家族で寿司を食べに行く」と日本愛を語った。

 パネルディスカッションの後には、関係者を招いたディナーを開催。演出家の宮本亜門や俳優の斎藤工、モデルのアンミカ、映画監督の宮崎大祐、ファブカフェ(FABCAFE)の共同創立者のトッド・ポーター(Todd Porter)、プロデューサーのパトリック・カニンガム(Patrick Cunningham)、フォトグラファーのレスリー・キー(Leslie Kee)ら著名人が出席した。