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草間彌生「生涯における最大の感激」 10月1日に開館する草間彌生美術館の全貌

 
 前衛芸術家・草間彌生(88)の美術館、草間彌生美術館は10月1日の開館に先立ち、内覧会を9月26日に開催した。当日には草間本人が出席し同館への思いを語った。
 
 3階ギャラリーに登場した草間は、「私の終生の念願であった草間彌生美術館を建て、みなさまに作品を見ていただきたいという心からの希望が達せられました。これは私の生涯における最大の感激であります」とあいさつをした後、「私の愛する人々や、世界平和を望むすべての人々へ、畏敬の念をより一層込めて私は人生のおしまいの日までこれからも闘い続けます。あなたたちの志によって私を鼓舞して頂きたい。その強い願いをあなたたちに伝えたいと思いこの美術館を建てました。私の愛する美術館をぜひあなたも最大の愛をもって一生愛していただきたいと思っております。みなさんよろしくお願いいたします」と語りかけた。

 同館は1階が受付とオリジナルグッズを販売するショップ、2階ギャラリーにはモノクロのドローイング「愛はとこしえ」シリーズを27点、3階ギャラリーには、2009年に着手された鮮やかな色彩のアクリル絵画の連作「わが永遠の魂」シリーズから未公開作品を含む16点を展示する。4階で公開する最新のインスタレーション「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」は暗闇の中、鏡の反射で水玉のかぼちゃが無限に反復する様子を写し出す。5階は草間の著書などの資料が閲覧できるスペースと屋上ギャラリーという構成になっており、新作の立体作品「Starry Pumpkin」を展示している。設計は久米設計が手掛け、白い壁で囲まれたギャラリーには螺旋状に自然光が差し込む作りになっており、来場者は光に導かれるように鑑賞することができる。

 今後は年2回の展覧会で作品展観や講演会などを行う他、草間が作品を通じてくり返し訴えてきた「世界平和」と「人間愛」というメッセージを発信し、老若男女を問わず現代美術に慣れ親しむことを目的として運営を行う。入場は1日4回の入れ替え制となり、チケットの事前購入が必要となる。

■草間彌生美術館
住所:東京都新宿区弁天町107
開館日:10月1日
休館日:月、火、水曜日

■創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき
日程:2017年10月1日〜2018年2月25日 ※12月25日〜1月17日は冬季休館
時間:11:00〜17:00
入場時間:1日4回の入れ替え制(11:00〜12:30 / 12:30〜14:00 / 14:00〜15:30 / 15:30〜17:00)