フェンディ名誉会長のカルラ・フェンディ死去　80歳

　カルラ・フェンディ（Carla Fendi）＝フェンディ（FENDI）名誉会長が6月19日夕方、ローマで死去した。80歳だった。

　カルラ・フェンディは1950年代にアンナ（Anna）、パオラ（Paola）、フランカ（Franca）、アルダ（Aida）の4人の姉妹とともにフェンディに入社し、家族経営のビジネスを支えてきた。カルラは同社のマーケティング・コミュニケーション事業で活躍、さらにアメリカへの進出や、カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）「フェンディ（FENDI）」クリエイティブ・ディレクターとの関係を築いた。

　2007年にカルラはカルラ・フェンディ財団（Carla Fendi Foundation）を設立し、イタリアの文化遺産の保護に努めてきた。イタリア・スポレートにあるカイオ・メリッソ劇場の保護にも貢献し、スポレート劇場の名誉会長に任命された。

　SNS上には、彼女の死去を追悼する投稿が数多くアップされた。