ファッション

ミラノの大型見本市が来年から会期を7月に前倒し、パリと差別化

 ミラノの大型素材見本市「ミラノ・ウニカ」は来年から、これまで9月に開催していた会期を、7月に前倒しすると発表した。「ミラノ・ウニカ」はエルメネジルド・ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)やロロ・ピアーナ(LOROPIANA)、レダ(REDA)など毛織物の有力メーカーが一堂に会する世界唯一の素材見本市でメンズに強い。会期を前倒しにすることで、テキスタイルを軸に服飾資材やレザー、ヤーンなどの約1700社が出展し、約6万人が来場するパリの総合素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PV)」との差別化を鮮明にする。

 前倒しには単にパリのPVとの差別化だけでなく、欧州の有力ブランドでプレ・コレクションの比重が高くなり、素材調達をより早める動きに対応するという意味合いも強い。会期を早めた分だけ、「ミラノ・ウニカ」に参加するテキスタイルメーカーにとっては素材の予算枠を早く獲得できるというメリットもある。「ミラノ・ウニカ」の会長を務める、レダのエルコレ・ボット・パオラ社長は、「これは世界のアパレル産業の構造変化に対応するものだ」とコメントしている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。