ファッション

創業82年の銀座テーラーが若年層をターゲットにした新店をオープン

 老舗注文服店の銀座テーラーは8月13日、銀座ファイブ2階(中央区銀座5-1)に新しいタイプの店舗「銀座テーラー クロト(GINZA TAILOR CLOTHO)」を開く。若年層向けに、持ち前の技術とマシンメードを組み合わせた仮縫い無しのオーダースーツ「クロト(CLOTHO)」(7万〜13万円)を提供する他、インナーやレザーグッズ、フレグランスなどを取り扱う。テーラーの手縫い技術を生かしたリサイズや、ジャケットからジレなどへの作り替えも可能なお直し"リバース(REBIRTH)"も提供する。

 店名の「クロト」は、人間の運命の糸を紡ぐギリシャ神話の女神から引用した。店内はテーラーの"堅い""重い"といったイメージを払拭するため、エーゲ海のサントリーニ島をイメージしたホワイトとロイヤルブルーカラーを基調にし、銀座テーラーで経験を積んだ若いスタッフを中心に構成する。

 銀座テーラーは1935年の創業以来、長年にわたって手縫いの洋服の製造・販売を行ってきた。新たに開く「銀座テーラー クロト」は2年以内に多店舗化し、アパレルメーカーとのコラボレーションを視野に入れる。さらに5年目以降には海外進出も目指す。

 オープン日から9月5日まで、プレオープンフェアを開催する。お直しが割引価格になる他、買い物客のなかから先着50人にオリジナルのピンズをプレゼントする。

大塚千践

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