ファッション

「ジョルジオ アルマーニ」2014‐15年秋冬ミラノ・メンズ 得意のアンコンジャケットを再構築したエフォートレス・クラシック

 ジョルジオ・アルマーニはこれまで素材への飽くなき探求とともに、毎シーズンさまざまなアプローチでアンコンストラクテッドなジャケットスタイルを提案してきた。今季は、"スタイルと行動の概念の集大成"として、改めてジャケットに焦点を当て、自身のアンコンスタイルを見つめ直すコレクションを発表。タイトフィットのセットアップにダブルブレストのジレ、小襟のシャツといったあえてシンプルなコーディネートに終始しながら、その随所にコンテンポラリーな要素を潜ませた。

 ラグランスリーブのジャケットは着丈を短く、ボタン位置を高く上げることでシルエットをシャープに進化。パンツはシングルもしくはダブルのプリーツを加え、ひざ下にかけてゆるやかに細くなるキャロットシルエットのベルトレスタイプが登場し、洗練されたイメージを強めている。

 「ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)」流の"スタイルと行動の概念"とは、テクニカルな革新素材や構築されたシルエットを、無理なく快適に着こなせてこそのもの。ジャケットの表面にはハイテク加工を施し独特なハリや光沢を出した一方、ライナーには柔らかいファブリックを使用することで、着心地の良さにも配慮している。ムートンやモールスキンのようなソフトな肉厚素材を使用したアウターも多く、全身を優しく包みこむような柔らかさを感じさせる。グレーやブラック、ネイビーといったクラシックなトーン・オン・トーンでまとめ、素材のコントラストを引き立てた。

ジョルジオ アルマーニ 2014-15年秋冬ミラノ・メンズ 全ルック

2014-15年秋冬ミラノ・メンズ 関連記事一覧

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。