仏ブランド「コペルニ(COPERNI)」を運営するコペルニSAS(COPERNI SAS)は11月4日、事業を終了することを発表した。
6月には破産管財人の管理下に
同ブランドは、2013年にセバスチャン・メイヤー(Sebastien Meyer)=クリエイティブ・ディレクターとアルノー・ヴァイヤン(Arnaud Vaillant)最高経営責任者(CEO)が設立。19年、ブランド開発プラットフォームのトゥモロー・ロンドン・グループ(TOMORROW LONDON GROUP以下、TLG)が支配株主および独占的ディストリビューターとなった。しかし同社は経営難に陥り、傘下ブランドや取引先、サプライヤーなどへの支払いが遅滞。コペルニSASは「コペルニ」の保護を商業裁判所に申請し、6月11日に破産管財人の管理下に置かれた。当時、2人は株式を買い戻して独立ブランドとなることにも意欲を示し、再建を図っていた。その後もTLGらと交渉を重ね、ブランド存続の道を探ったものの合意に至らず、事業終了を決断したという。
“白いスプレードレス”が大きな話題に
「コペルニ」は洗練されたミニマリズムを特徴とし、ファッションとテクノロジーを融合した実験的な作風でも知られている。15年には、メイヤーとヴァイヤンが「クレージュ(COURREGES)」のアーティスティック・ディレクターに就任したことに伴い、ブランドを休止。退任後の18年に「コペルニ」を再始動した。23年春夏コレクションのショーでは、フィナーレに登場したモデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)の体に液状の素材をスプレーで直接吹きかけ、白いドレスを完成し大きな話題に。25年春夏コレクションでは、ディズニーランド・パリでショーを開催して注目を集めた。
「近いうちにまたお会いしましょう」と挨拶
両氏はブランドの公式インスタグラムで今回の経緯を説明するとともに、「素晴らしい8年だった」とコメント。顧客や関係者、チームなどへの感謝を述べ、「近いうちにまたお会いしましょう(See you soon)」と締めくくっている。