ワコールホールディングス(HD)の米国子会社である米国ワコールは10月1日、米ニューヨークに研究開発拠点「米国人間科学研究開発センター」を設立する。同施設では、「ワコール人間科学研究開発センター(ワコール人科研)」が1964年の創設以来培ってきた知見と米市場で得られるデータや知見を融合し、次世代のグローバルな商品・サービス開発につなげる。
「ワコール人科研」は設立以来、約4万5000人以上の女性の人体を計測。体形変化やライフステージごとの身体特性に関するデータを商品開発やサイズ設計に活用してきた。米国では、これら研究資産を生かしながら米市場における体の特性や顧客理解を深め、商品開発を進めるほか、大学や研究機関、スポーツや医療分野の専門家とも連携することで研究開発力及びブランド力向上を図る。
11月からはボディスキャナーサービス「スキャンビー(SCANBE)」を稼働する予定だ。「ワコール人科研」の研究資産と計測データを組み合わせ、多様な体形や体の特性に対応した商品設計やサイズ展開、サービス開発に活用する。特にコンディショニングウエア「CW-X」の米市場拡販に向け、現地の人種や体の特性に合わせた商品設計や機能の検証を進めるほか、あらゆる人種のボディーデータ収集にも取り組む。同センターは、日本、中国に続く世界で3つ目の研究開発拠点となる。