ファッション

心も体も温まる「ピープル・ツリー」のリサイクルウール

 人と地球に優しいファッションや雑貨などを提案する「ピープル・ツリー(PEOPLE TREE)」のニットのほとんどはリサイクルウールを使用している。それらは、ネパールのクムベシュワール・テクニカル・スクール(以下、KTS)で制作。手編みの仕事は在宅でできるため、KTSに属する約2000人の子どもを持つ女性や大学生が育児や学業と両立ながら働いている。

 リサイクルウールというと古着のニットアイテムの毛糸を再利用したものと思われがちだが、「ピープル・ツリー」では、KTSで染め余った新しい毛糸を使用。日本人のデザイナーが編み柄を指定するが、編み手の女性らが自由に色を組み合わせて製品に仕上げる。だから、同じ柄でも一つ一つ個性があり、さまざまな色合いのものが出来上がる。

 ネパールにはKTSをはじめ、「ピープル・ツリー」のパートナー団体が4つある。同ブランドは今年4月に発生したネパール地震の震災復興の長期支援目的で「ウォーク・ウィズ・ネパール(WALK WITH NEPAL)」というキャンペーンを実施中。これは「ピープル・ツリー」のリサイクルウールを含むネパール製のファッションアイテム1点の売り上げにつき、100円を寄付するものだ。同ブランドは店舗やウェブサイトなどを通じて募金を実施しており、これまで143万円寄付をしている。

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