ビューティ

高島屋が使用済みコスメをアップサイクル 紙袋に活用&コームを限定販売

高島屋は10月1日、使い終わったメイク用品や化粧品の空容器を再生する"デパート デ ループ コスメ再生プロジェクト”の新企画を開始する。メイク用品の色素を活用したショッピングバッグやメッセージカードなどのペーパーアイテムや、化粧品の空容器を活用した"アップサイクルコーム"(全4色、各3520円)を製作。ショッピングバッグやメッセージカードは日本橋店、新宿店、横浜店、大阪本店、京都店の対象売り場にて、3000円以上購入した先着1万5000人に配布する。

循環型プロジェクトの新企画

“デパート デ ループ(Depart de Loop) ”は高島屋が2023年2月から行っている循環型プロジェクトで、これまでにも衣料品(ポリエステル)再生、カシミヤ再生、デニム再生、羽毛ふとん再生、スーツ再生など、さまざまな循環型のものづくりに取り組んできた。また、コスメ再生プロジェクトではJOHN MASTERS ORGANICS回収したメイク用品をクレヨンやキャンドルとして再生し販売してきたほか、空容器はリユース・リサイクル事業を手がけるエコミット(ECOMMIT)のリサイクルパートナーである有明興業のスキームを通して、セメント原料などの環境資源として有効活用してきている。

空容器が美しいマーブル模様のコームに変身

今回の新企画ではアイシャドウやチークなどのメイク用品を着色料とし、おなじみの“バラの紙袋”をピンク色に染め上げた。また、高島屋の化粧品バイヤーを中心に同素材を用いた名刺も製作。ビジネスシーンで活用することで、本取り組みの認知拡大を図る。

プロジェクトのもう一つの目玉は、回収した化粧品の空容器を活用した“アップサイクルコーム”だ。再生プラスチックを扱うリサイクルサービス「パラレルプラスティックス」を運営するHameeと「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」との3社協業により実現した製品で、回収した空容器をコームの約1割に使用し色模様として仕上げた。残りの約9割にも本来廃棄される予定だった住設部品のプラスチックを再利用しているため、再生プラスチック100%のコームとなっている。

同製品は高島屋10店舗および高島屋のコスメ専門オンラインストア 「ティービューティー(TBEAUT)」にて数量限定で販売する。

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