
月刊で発行する「WWDBEAUTY」およびウェブサイトでは、毎月旬なアイテムの売れ筋を伝えるため、厳選店舗の売れ筋ランキングを掲載している。今、本当に売れているフェイスクリームは何か?今回は、「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」に2025年2月の売り上げトップ5を聞いた。(集計期間2025年2月1~28日)
コスメキッチン「フェイスクリーム」売り上げTOP5
1位「ダムダム(DAMDAM)」“もちもちルミナスクリーム”(50g、5940円)
2位「ファミュ(FEMMUE)」“ルミエール コンセントレート クリーム”(45g、8910円)
3位「アルジタル(ARGITAL)」“インテンシブ エキナセアクリーム ”(75mL、3960円)
4位「エッフェオーガニック(F ORGANICS)」“ディープモイスチャー クリーム”(40g、5170円)
5位「ミラリ オーガニック(MIRARI ORGANIC)」“トリートメントモイスチャークリーム”(52mL、5060円)
山本碧唯コスメキッチンプレスが、トップ5の理由についてコメント。1位「ダムダム」は「名前の通り、もちもちとした質感のクリームでシソをキー成分として配合。クリームなのに重さを感じさせない無重力感が人気の理由。ベタつきや重さが理由でクリームを選ばない顧客にも人気が高い」。2位「ファミュ」は「大人気クリームがパワーアップしてリニューアル。肌体感にフォーカスした植物性ペプチド、ナイアシンアミドなどの美容成分を新配合した処方は既存のファンはもちろん、新規顧客にも刺さった」。3位「アルジタル」は「コスメキッチンで長く愛されているクリーム。キー成分のエキナセアがポツポツトラブルにアプローチし、ゆらぎ肌に悩む人から支持される。いざというときに頼れる“お守りクリーム”として人気」。4位「エッフェオーガニック 」は「リニューアル後も不動の人気を保ち続ける“ディープモイスチャー”シリーズ定番の高保湿クリーム。どんな肌質の人にも寄り添い、しっかりと潤いをめぐらせる万能アイテムで人気が高い」。5位「ミラリ オーガニック」は「韓国の伝統医学・韓方発想の処方が魅力。ふわふわとした唯一無二のテクスチャーで肌を包み込むような美容クリーム。ゆらぎを整えるハーブとエイジングケアにフォーカスするハーブの独自のコンプレックス成分で、多角的なアプローチをかなえることが人気の理由」と分析する。
ーー2月のフェイスクリーム売上高について前年同月比との比較は?
山本碧唯コスメキッチンプレス(以下、山本):フェイスクリームカテゴリーの売り上げはやや下がり気味であるものの、スペシャルケアに位置づけされるシートマスクやスリーピングマスクの人気は上昇している。“保湿ケア=フェイスクリーム”だけではない、ナチュラル&オーガニックコスメの選択肢の拡大が背景にあるのではないか。今回ランクインした製品は、リニューアルや順位の前後はあるものの前年同月も人気を得ており、リピーターがついていることもうかがえる。
ーー担当者のおすすめフェイスクリームは?
山本:「アルジタル」“リファイニング バードッククリーム”(50mL、3960円)はキー成分のゴボウが肌の水分と油分のバランスを整え、繰り返すポツポツを未然に防ぐサポートをしてくれる。水分と油分のバランスが乱れて、肌がゆらぎやすい人におすすめしたい。
ーーフェイスクリーム以外で好調なカテゴリーは?
山本:インナーケアが好調。「バイオノーマライザー(BIO-NORMALIZER)」“青パパイヤ酵素 粒子タイプ”(3g×30包、6804円)が人気をけん引している。