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ファンケルが社長交代 キリンHDの常務執行役員が兼任

ファンケルは16日、キリンホールディングス(HD)の三橋英記(みつはし・ひでき)常務執行役員が12月20日付でファンケル社長執行役員を兼任すると発表した。島田和幸ファンケル社長執行役員 CEOはファンケルの取締役を退任し、キリンHDの特別顧問に就任する予定。

三橋ファンケル新社長は1968年生まれの56歳。91年に早稲田大学を卒業後、キリンビールに入社。ミャンマーの国軍系企業との合弁会社ミャンマー・ブルワリー社の社長や協和発酵バイオの副社長執行役員を経て、現職。ライオンとサンミゲルビールの取締役を兼務する。

大手飲料メーカーのキリンHDはファンケルをTOB(株式公開買い付け)し、年内をめどに完全子会社化する。買収総額は約2200億円。キリングループは長期経営構想「キリングループ・ビジョン 2027(KV2027)」の一つに、ヘルスサイエンス事業の立ち上げ・育成を掲げている。今回、業価値向上を図り、キリン・ファンケル・豪州ブラックモアズの連携を強化し、アジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンス・カンパニーを目指していくために、経営体制を変更したという。

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