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自社開発の生地でOEM・OEMの提案力を差別化 サードオフィス

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(左)滝吉稔 /メンズ部営業、(右)日比野克行 /メンズ部企画

ウィメンズアパレルメーカーのクロスプラス傘下のサードオフィス(東京・海野成洋社長)は近年、特にメンズアパレルからの引き合いが高まっているOEM・ODM会社。武器は、消費者目線でブラッシュアップを続ける、自社オリジナルの高機能生地「アカップ(ACAP)」を使った商品提案だ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)

THIRD OFFICE サードオフィス

COMPANY PROFILE:2000年設立。17年に生地ブランド「アカップ」をスタート。18年2月、クロスプラス傘下に入る

商品が届く“消費者目線”で考え
オリジナル生地の提案力で差別化

「アカップ」は2017年にスタート。当初は、働く女性の増加や服装の多様化を受け、速乾・防シワなどの機能を備えた日常服を作りたいという、取引先の要望をかなえる生地として開発した。現在は「アカップ」がけん引する形で取引先のメンズブランドのシェアが6割だ。

東京・新宿御苑の本社にはショールームを併設し、ここでは「アカップ」の生地を使った商品サンプルを展示している。サンプルを手に取ってみるとドライなタッチ、かつ驚くほど軽い。ジャケット・パンツのセットアップ、Tシャツなどの軽衣料まで使える汎用性も特徴で、大手セレクトショップのPBなどで重宝されていることにも納得がいく。

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