ビューティ

ブルック・シールズが40代以上の女性のエイジングとポジティブに向き合えるヘアケアブランドを始動

モデルで女優のブルック・シールズ(Brooke Shields)は6月4日、40〜50代の女性がエイジングとポジティブに向き合うためのD2Cヘアケアブランド「コモンス(COMMENCE)」をローンチする。年内に8商品まで拡大する予定。ヘアケアを軸に、フレグランスなどの隣接分野も視野に入れている。

ブランドのローンチは、コロナ禍に立ち上げたコミュニティー型のコンテンツ・プラットフォーム“ビギニング・イズ・ナウ”に集まった女性の声がきっかけだった。シールズの目標は、「あまり多くの人が耳を傾けていないように思える人生の時期にいる女性たちが発言できるようになること」。シールズは生後11カ月でデビューし、今年で59歳を迎える。「この年齢になった時、達成感と同時に、この先はもっと楽しいという高揚を覚えた。誰もが歳を重ねるのだから、このポジティブな気持ちを共有したかった」と話す。

現在では100万人規模の“ビギニング・イズ・ナウ”は、女性たちが中年期の肉体的・精神的な変化とどのように向き合っているかを理解するために立ち上げたという。「その結果生まれた仲間意識には驚き、刺激を受けたわ。同プラットフォームもまた、“コモンス”として刷新するつもり」。シールズは、“ビギニング・イズ・ナウ”での会話やコンテンツから得たアイデアと、コミュニティー内での深いつながりが、「コモンス」を支えることを期待する。「人生のこの時期は、始まりなのよ。自分の人生を全体的に見つめ直し、この時期をどのように歩んでいきたいか考えるということ」。

個人的体験を正直に語ることが、消費者の信頼を生む

広告・ブランドコンサルタントを務めるマドンナ・バジャー(Madonna Badger)は、「1980〜90年代に大人になった私たちにとって、ブルック・シールズは主要な文化的アイコンの一人だった」と振り返る。「誰もが完璧で、痩せていなければならなかった時代で、ブルックも最初はそうだったわ。その後彼女は心を開き、彼女の人生が本当はどうだったかを聞かせてくれた」。23年に公開したドキュメンタリー映画「プリティ・ベイビー:ブルック・シールズ」は、母親のアルコール依存症や、まだ10代だった頃にセックス・シンボルとして扱われたこと、当時テニス界のスター選手だったアンドレ・アガシ(Andre Agassi)との最初の結婚など、シールズの人生の浮き沈みを詳細に描いている。バジャー=コンサルタントは、「彼女の人生が大変なものだったこと、そして、私たち全ての女性が自分自身の物語を取り戻そうとしている時期に、彼女も自分自身の物語を手に入れることができたと知ったわ。とても勇気付けられ、共感した」と話す。

「コモンス」の最高経営責任者(CEO)務めるシールズは、「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」の姉妹ブランド「ピンク(PINK)」を率いたデニス・ランドマン(Denise Landman)を社長に、カーラ・ド・ベルナルド(Karla De Bernardo)を最高執行責任者(COO)に任命した。「自分のペースを保ちながら、ナレッジと情熱的な顧客を増やしたい。簡潔で分かりやすいメッセージとコミュニケーション戦略を持つことが重要だと思う」と述べる。ランドマン社長は、「ブルック自身が“ビギニング・イズ・ナウ”のコミュニティーと深く関わっていることが商品開発や販売促進につながる」と分析。「ブルックは周りに障壁を設けない。個人的な体験を話すことに抵抗がなく、それによって消費者の信頼を醸成している」と話した。

ブルック・シールズのプロフィール

ブルック・シールズは1965年、ニューヨーク生まれ。生後11カ月の頃にテレビCMで芸能界入りし、アメリカのトップ子どもモデルとなる。77年にスラッシャー映画「アリス・スウィート・アリス」でスクリーンデビュー。翌年12歳の頃に、ルイ・マル(Louis Malle)監督の映画「プリティ・ベイビー」で娼婦役を演じセンセーションを巻き起こす。米名門プリンストン大学を主席で卒業。97年にテニス選手のアンドレ・アガシと結婚したが、99年に離婚。2001年に脚本家兼映画プロデューサーのクリス・ヘンチー(Chris Henchy)と再婚する。ほかの代表作は「青い珊瑚礁」や「エンドレス・ラブ」など。

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