玉川高島屋は10月29日、化粧品フロアをリニューアルオープンする。これまでの総合化粧品ゾーンに加え、新たにメイクゾーンとナチュラルコスメゾーンを新設。「ニーズがありながら、提案しきれていなかったアイテムを集積してそろえ、よりトータルな化粧品フロアとして発信する」(藤原真佐代・MD本部 レディースファッションディビジョンセントラルバイヤー)。
売り場面積は、約440平方メートルから約640平方メートルに拡大する。メイクゾーン(約120平方メートル)には、総合化粧品ゾーンで展開している「RMK」と、別フロアで展開している「シュウ ウエムラ」を移設し、「THREE」「アディクション」「ボビイ ブラウン」「ナーズ」を新規導入。「隣接する玉川高島屋S・Cには、若年層が多く来店している。加えて、土地柄、裕福なファミリー層も多いことから、落ち着いた雰囲気を持つ上質なアーティスト系のメイクブランドをそろえる」という。
ナチュラルコスメゾーン(約80 平方メートル)は、高島屋のオリジナル集積コーナー「ベルナチュレール」を展開する。吉川千明=美容家・オーガニックスペシャリストの協力の下、「ジュリーク」や「ジョンマスターオーガニック」などの人気ブランドに加え、「サンフード スーパーフーズ」などのインナービューティ、さらにはオーガニックコットンを使ったインナーウエアなどもそろえる。
また、総合化粧品ゾーンには、「シスレー」と「ハッチ」を新規導入する。「富裕層の多い地域特性から、プレステージスキンケアを強化したいと思っていた」と述べ「シスレー」を導入。「ハッチ」は、「以前、食品ゾーンで展開していて、顧客からニーズがあった。アイテムも増え、ビューティの視点から発信を強める」ということからの導入だ。「今後、早い段階で総合化粧品ゾーンを見直し、より新鮮な化粧品フロアとして"玉川ビューティ"を発信したい」と意気込む。