ファッション

ユナイテッドアローズが米スタートアップの最新再生素材を日本で初めて採用

ユナイテッドアローズは「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING、以下GLR)」において、米ヴァージニア州を拠点とする繊維リサイクル技術のスタートアップ企業サーク(CIRC)の再生繊維を日本で初めて採用した。サークに出資する丸紅を通じて実現した。アイテムはウィメンズのニット2型で、GLR全店舗と公式ECサイトで販売中だ。

サークは綿とポリエステルの混紡素材を分離し、セルロース繊維原料とポリエステル繊維原料に戻すケミカルリサイクル技術を持つ。繊維再生効率が高く、加水分解の手法を用いて化学薬品の使用を極力抑えることができる。「ザラ(ZARA)」の親会社のインディテックス(INDITEX)や米国の繊維メーカーのミリケン(MILLIKEN)なども出資する注目起業だ。

再生セルロース繊維71%使用したニットプルオーバー

「GLR」ではサークの再生セルロース繊維71%とコットン29%使用し、軽さを感じるシアー素材の特性を活かしたシーズンをまたいで着まわせるニットプルオーバー2型を制作した。商品にはオリジナルのダブルネームタグと下げ札を付けて販売する。価格は8910円。

ユナイテッドアローズはあサステナビリティ活動「サローズ」の一環で、2030年までに環境配慮型商品の割合を50%に引き上げることを目指す。2月初旬にはスパイバー(SPIBER)の人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を使った「バトナー(BATONER)」との別注ニット2型も販売した。

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