ファッション

寒川裕人のユージーン・スタジオが展覧会開催 アトリエも限定公開

コンテンポラリーアーティストの寒川裕人のユージーン・スタジオ(EUGENE STUDIO)は、東京・天王洲のマキギャラリー(MAKI Gallery)で展覧会「ユージーン・スタジオ/寒川裕人 想像の力 Part1/3」と、700平米超のアトリエ「ユージーン・スタジオ アトリエiii (EUGENE STUDIO Atelier iii)」を6月2日〜8月5日に同時公開する。

寒川裕人(Eugene Kangawa)は、1989年アメリカ生まれ。東京都現代美術館として過去最年少で個展「EUGENE STUDIO 新しい海 After the Rainbow」(2021-22)を開催したほか、金沢21世紀美術館「de-sport:」(2020)、資生堂ギャラリー個展「1/2 century later.」(2017)、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)「89+」(2014)など。2021年にアメリカで発表した2つの短編映画が、米アカデミー賞クオリファイを含む複数の映画祭でオフィシャルセレクション選出や受賞など果たした。

全3章のうちの第1章となる展覧会は、さまざまなコレクターの協力のもと、収蔵されたコレクション作品を含む5つの作品シリーズを展示する。印画紙を用いた大型の作品や、金色の粒子が振り続ける作品“ゴールドレイン(Goldrain)”、予約制の彫刻作品“想像 #1 man”、特徴的な筆致で描かれた最大横幅8mの作品を含むシリーズ“レインボー ペインティング(Rainbow Painting)”などの展示を予定する。

また開催に合わせ、3部構成の図録「EUGENE i, ii, iii」を刊行。寒川の代表的な作品を収録したもので、個別販売(各3600円)のほか、3冊入りの特装版(1万7000円)も用意する。

「ユージーン・スタジオ アトリエiii」は住所非公開・事前予約制で、作家不在時に日数限定で特別公開する。豊かな緑や里山に囲まれた立地で、過去の展示で使用した材料を一部再利用して2020年に作られた。壁や扉、家具などの大部分はスタジオがDIYしたものだという。少人数で長時間かけて、作品を鑑賞・体験することができる貴重な機会だ。

■展覧会「ユージーン・スタジオ/寒川裕人 想像の力 Part1/3」
会期:6月2日〜8月5日
会場:MAKI Gallery
住所:東京都品川区東品川1丁目33-10 TERADA ART COMPLEX Ⅰ
開館日:火曜〜土曜(休館日:毎週日曜・月曜、7月4日)
開館時間:11:30〜18:00
料金:無料/予約不要

■「EUGENE STUDIO Atelier iii」
会期:6月2日〜8月5日
会場:EUGENE STUDIO Atelier iii(住所非公開)
開館日/開館時間:完全予約制
料金:1グループ5000円

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