ビューティ

目指すのは、しなやかでヨギーな猫BODY! 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.30。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「柔軟性」。寝違えを繰り返しているうちに気づいた、柔軟性の欠如という老化のサイン。猫の体だけが持つ美の秘密をひもときつつ、美の真髄ともいえるしなやかな体を目指していくための、ボディーコンディショニングアイテムをご紹介します。

寝違え続ける体は、老化のサイン!?

 つい先日のこと。朝起きようと体を起こした瞬間、首から背中にかけて「ピキィィィン!!!」と激痛が……。盛大に寝違えてしまったのである。

 どういうわけか、私はよく寝違えを起こす。それも、1日で軽快しない、歩行も辛いほどの結構ひどいやつ。少しの振動も響いて首から背中に激痛が走るので、お能のすり足のような歩き方でしばらく過ごさねばならないから、撮影などとぶち当たったら最悪である(痛みと好奇の目に晒されるという2つの意味で)。これを年に2〜3回、地獄のように忙しい時期にやってしまうからいやになる。

 寝違えは、ストレートネックや疲労の蓄積、睡眠不足、枕の高さや形が体に合っていない、変な寝相で寝るといったことが主な理由だそうで、全てがもれなく当てはまる。しかし今回は、忙しい時期を過ぎていたので睡眠はたっぷりとれていたし、枕も変えたばかりでいい感じだったにも関わらず寝違えてしまった。なぜなんだ。

 背中に湿布を貼りながら(貼るために腕を後ろに回すのも拷問のように痛い)、毛繕い中の猫の背中を撫で回していて、ふと思った。もしかしたら、「背中が硬くなってきたからじゃないか?」と。

 改めて調べると、確かに運動不足や柔軟性の低さも寝違えを引き起こす一因となる、とあった。やはりか。毎朝ウォーキングしているし、週一回とは言えキックボクシングもしているし、スクワットもちょいちょいやっているので運動不足ってほどではない気がするが、ストレッチなどは一切行っていなかった。長湯も苦手なので夏はシャワー派。体を酷使するばかりで、緩めることを怠っていたせいで柔軟性が失われてしまったのかもしれない。なんとかしなければ。

しなやかな筋肉と背骨の関節の柔軟性が、猫の優美さの鍵!

 猫は1日の大半を寝て過ごすが、もちろん寝違えなんて起こさない。飛び込み選手のように「つ」の字に体を折り曲げたり、アンモナイトのように背中を丸めたり、硬い床の上でへそ天したりと、いろんな格好で寝ているが、物音がすればすぐに飛び起きてダッシュできるぐらい、いつでも俊敏にしなやかに体を動かすことができる。寝起きに「ちょっと腰イタくて走るのとかムリ……」といったそぶりは今のところ見せていない。

 猫はハンターというだけあって非常に身体能力の高い生き物。特に獲物を捕らえるまでの瞬発力は凄まじく、これは筋肉の強さだけではない。背骨を背と腹の両方向に自由自在に曲げ伸ばしができるほど関節が非常に柔らかいことも、脅威的な瞬発力を生み出すことにつながっているという。

 寝起きに足をピーンと伸ばして毛繕いヨガをしている時も、キャットタワーをよじ登っている時も、ただ普通に歩いている時も、またたびクッションを蹴りまくっている時も。猫の体の動きがどこを切り取っても優雅で美しいのは、人間には到底及ばない柔軟性に富んだ筋肉と骨があるからなのだろう。

一方、人間の体は加齢とともに硬くなっていくもの。老化だからと諦めてしまえば、血流が低下したり、姿勢が悪くなって関節を傷めたり、ケガをしやすくなったりといいことはひとつもない。180度以上体をよじることができる猫レベルの柔軟性は必要ないが、日常動作をスムーズに行える程度のしなやかさは保ちたい。

目指せヨギーな猫ボディー! しなやかな美を育むボディーケアアイテム

 猫のように柔軟な体を目指すなら、適度な運動とストレッチはマスト。とはいえ、今まで何もしていなかった人が勢いでやると、かえって筋肉を傷め強張らせてしまうこともあるので要注意。カチコチの身体を無理なくほぐせるサポートを味方につけて、賢くしなやかな猫ボディーを目指そう。

 柔軟性は体の内側からもアプローチ可能だ。しなやかな身体作りのサポーターとして補っておきたいのがコラーゲン。コラーゲンは、肌だけでなく骨や関節、腱、筋肉などにも存在し強度や柔軟性を保つ働きがあるが、加齢とともに減少していくため食事からだけでなくサプリメントでも積極的に摂り入れたい。おすすめは、体内に吸収されやすい低分子コラーゲン100%のパウダー “ニッピコラーゲン 100”。独自の技術で丁寧に精製・濾過を繰り返すことで、無味無臭を実現。コーヒーやスープなど味を変えることなく、日々の食事の中で手軽にコラーゲンを摂取できるのがうれしい。


 運動後や入浴後のマッサージにおすすめなのが“マグバーム”。タンパク質の合成をサポートし筋肉をしなやかに保つマグネシウムに着目し、塩化マグネシウムを高濃度に配合。米ぬかオイルやシアバターなど天然由来成分100%でパラベンなどの防腐剤は不使用。穏やかな使い心地で、全身を心地よくほぐすことができる。


 日本初のヨガホイールインストラクター養成校YARDが監修した「チャンドラ」をモチーフにした、デザインヨガホイール。マットの上に置き背中を沿わせるように体を預けることで、硬く縮こまりがちな胸、肩、背中を気持ちよく開き、柔軟性や体幹バランスを鍛えることが可能に。デスクワークの疲れや肩こり、背中のストレッチに効果的。

 体の柔らかさは脳の柔らかさとリンクすると聞く。理屈はよくわからないが、行動が感情を作るというし、体が強張ったままだと全身の血流が悪くなり、脳へ運ばれる血液が少なくなってしまうから、きっと正しいのだろう。頭の硬いおばさん(おじさん)って、容姿の老化よりも致命的な感じがしてなんだか嫌。だからできる限り、体は柔らかくしなやかに!

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