ファッション

「スリーワン フィリップ リム」2016年春夏ニューヨーク・コレクション

REPORT

10周年を迎え、地に足を付けた進化を続ける

「スリー ワン フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は今年で10周年を迎える。インビテーションには“STOP AND SMELL THE FLOWERS (立ち止まって花の香りをかいでみよう)”というメッセージとともにアジサイの花の種が小さな瓶に入っていた。

「今回のテーマに辿りついたのは、まわりが忙しさに慌ただしくなっているのを感じたからなんだ。もう少し立ち止まって、いろんなものを見たり感じたりする時間が必要なんじゃないかって」とリム。

会場に入ると山型に盛られた土がいくつもコンクリートの床の上に作られている。10周年を華美に盛大に見せるのではなく、できるだけシンプルにそぎ落とした会場は、アーティストのマヤ・リーンとともにフィリップ・リムが考えたアイデアだ。この土は、科学肥料を使用しておらず、ショーが終わるとニューヨークの公共の植物園などに寄付することになっているという。

コレクションではさまざまな花がアイテムに落とし込まれている。フラワープリントのミドル丈ブーツやハイウエストのワイドパンツ、襟や袖口に施した、花びらを連想させるようなラッフル使いのトップス、絵画のような鮮やかな植物柄のドレスといった具合だ。遠目から見ると巨大な押し花のように見えるリアリティのある花から繊細で可愛らしいプリントまで表情豊かに見せる。花柄にピンストライプの柄を組み合わせたり、スカートの裾をアシンメトリーのシルエットにしたりアレンジを加える。カラーはオリーブやカーキ、マスタード、ネイビーなどの、アースカラーにシルバーやゴールドのメタリックでアクセントを付けた。

ショーのフィナーレで登場したフィリップ・リムは、10年間これまで共に歩んできたウェン・ゾーCEOに駆け寄り、感謝のハグをすると大きな拍手に包まれた。

LOOK

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。