WWD:「CPCM」立ち上げと出店の経緯は?
大谷G.M.D:パルは元々、セレクトショップからスタートしたが、1999年の上場以降はオリジナル商品比率を上げることで収益構造を確立していった。そして近年は、セレクトショップとして原点回帰すべく、「ウィムガゼット(WHIM GAZETTE)」や「ブルーム&ブランチ(BLOOM&BRANCH)」など、外部出身者のアイデアを取り入れた事業を展開してきた。「CPCM」はその中でも大きな挑戦だ。
WWD:熊谷氏をディレクターに起用した理由と、リクエストしたことは?
大谷G.M.D:熊谷氏に出会ったきっかけは共通の知人の紹介だったが、パルの歴史に興味を示してくれ、企業理念にも共感してくれた。ディレクターとして起用するにあたり、「全て任せる。好きなことをやってほしい」と伝えた。これには、2人以上の人間がディレクションに携わると軸がブレるというこれまでの経験則もあった。だがそれ以上に、熊谷氏とロサンゼルスに買い付けに行き、ローズボウルのフリーマーケットや工房などを巡った際、われわれの「CPCM」に対するビジョンがぴったり一致していると分かり、全てを任せられると確信した。
WWD:「CPCM」で注目してほしいスペースはどこ?
大谷G.M.D:「CPCM」は私自身も店頭に立ちたいと思うくらいカッコいい店に仕上がったが、特に2階奥のスペースが見どころ。われわれは「熊谷コーナー」と呼んでいる(笑)。熊谷氏が好きなことをやりきったスペースで、日本人と取引をしたことがなかったディーラーから仕入れたインディアンジュエリーや古着を集めている。
WWD:初年度の売上目標は?
大谷G.M.D:初年度は5億円程度を見込むが、まずは次年度につなげるための店づくりに注力する。「パルは、かつては“K・D・D(勘・度胸・丼勘定)”で成長したが、上場後は“K・D・K(勘・度胸・計数管理)”に傾倒していた。『CPCM』では“K・D・D”で勝負したい
WWD:今後の出店計画は?
大谷G.M.D:「CPCM」はモノがあっても、商品を語り、発信できるスタッフがいなければ成立しない店だ。まず原宿で足場を固めていきたい。
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