サステナビリティ

「ルイナール」がサステナブルな新パッケージを日本でも採用 来春から

 世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール(RUINART)」は、100%リサイクル可能なパッケージ“セカンドスキン”の日本での展開を決定した。2021年5月から順次移行する。“ルイナールブラン・ド・ブラン”、“ルイナール ロゼ”専用のパッケージとなる。

 2年以上の歳月をかけて完成させた“セカンドスキン”は、プラスチック不使用のため既存のパッケージより9倍軽く、生産時の二酸化炭素排出量を60%削減。加えてウォータープルーフ仕様のため、パッケージのままシャンパンクーラーで冷やすことも可能だ。ヨーロッパでは今年7月にフランス、10月にイギリスですでに採用されている。

 パッケージの素材は天然木質繊維で、持続可能な管理がされているヨーロッパの森林を供給源とする紙を採用している。留め具は使わず、ケースに直接はめ込まれたスナップボタンで開閉する仕組みだ。デザインは、メゾンの地下38mにある白亜質のシャンパーニュセラー「クレイエル」をイメージしたテクスチャーで、繊細なエンボス加工を施した。

 フレデリック・デュフォー(Frederic Dufour)=ルイナール社長は、「この“セカンドスキン”のケースは、メゾンルイナールがシャンパーニュ界における先駆者としての役割、そして社会や環境に対する責任を果たす強い意志を裏付けるものだ。この画期的なプロジェクトは、ブドウの木の手入れから消費者の体験まで、製品開発やマーケティングの全段階において、より持続可能なパッケージ開発に取り組んでいることを体現している」とコメントしている。

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