ファッション
連載 今、デザイナーができること

連載「今、デザイナーができること」Vol.12 幾左田千佳「発表のサイクルを見直してアウトプットの質を上げていく」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は2007年に「レキサミ(REKISAMI)」、14年に「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」を立ち上げてクリエイションを続ける幾左田千佳デザイナーが、既存のファッションサイクルに疑問を投げかける。

CHIKA KISADA

幾左田千佳デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A. 気軽に外出し、装うことができなくなり、ファッションを楽しむことが精神の豊かさに直結していたことをあらためて実感した。今のファッション業界はクリエイションの発表サイクルがとても短かい。インプットとアウトプットのバランスが悪いことにずっと違和感を覚えていた。自由に動けない今こそ発表サイクルを見直し、アウトプットの質を上げていきたい。次のコレクションはパリと東京で9月に発表を予定しているので、その方法も含めてセールスとコミュニケーションを取っていく。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。