ファッション
連載 今、デザイナーができること

連載「今、デザイナーができること」Vol.2 久保嘉男「今求められるものを具現化する。それがデザイナーの使命」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、10年前からパリで展示会を開いている「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」の久保嘉男デザイナーが、ファッションデザイナーのあるべき姿を語る。

YOSHIO KUBO

久保嘉男デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A.2021年春夏は海外での展示会の開催は現実的に難しいだろう。国内展示会に関しては、例年通り7月初旬を予定している。だから今は、物作りに実直に努めるのみ。この状況にならないと気付くことができなかったファッションやライフスタイル、求められるものをデザインとして具現化する。それがファッションデザイナーに与えられた使命だと考えている。


【自社での取り組み】

 過去のコレクションで使用した生地を使用したマスク(2200円)を製作して自社サイトで販売。通気性と伸縮性に優れたジャージー素材を用い、ブランドロゴも刺しゅうされている。ブラックに加え、新色のイエローも5月3日に追加販売した。


関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

デムナの「グッチ」は賛否両論? 「ジバンシィ」「トム フォード」「ドリス」も注目の2025-26年パリコレ特集 【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第8回WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表!】

3月24日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク特集をお送りします。デザイナーのシャッフル人事が続く中、今シーズンは「ジバンシィ(GIVENCHY)」がサラ・バートン(Sarah Burton)で、「トム フォード(TOM FORD)」がハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)で、そして「ドリス ヴァン ノッテン(DIRES VAN NOT…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。