ビューティ

「鬼滅の刃」の人気はヘアカラーのトレンドにも影響している!? “派手髪”が増えている理由

 「WWDビューティ」3月19日号では、最新ヘアカラーをテーマに特集を組んだ。特集内では、2020年春夏におすすめしたいヘアカラースタイルを人気美容師に作ってもらったが、その多くがハイトーンのビビッドなヘアカラーを提案するなど、あらためてビビッドなヘアカラーが人気となっている。

 ではなぜビビッドなカラーが人気となったのか。ヘンケルジャパン シュワルツコフ(HENKEL JAPAN SCHWARZKOPF)リテール事業本部(以下ヘンケルジャパン)は、全国の20~60代の美容師男女100人と全国の20~30代の一般女性100人、全国の20~30代の派手髪(ピンクや赤、ブルーなど、鮮やかな色を髪全体もしくは髪の一部にあしらったヘアスタイル)経験女性100人を対象に「派手髪に関する実態調査」を実施した。

 調査によると、1.美容室では「昨年より派手髪のオーダーが3.6倍増加」したと現役美容師の62%が「派手髪のビジネスパーソンが増加した」と回答。2.77%の一般女性では「派手髪は自分の印象が悪くなってしまうと思う」と回答する一方で、派手髪経験者84%が「派手髪の自分に満足」し、54%は「印象がよくなった」と回答。3.派手髪経験者が感じるメリットとして「75%が自分に自信がついた」「90%がSNSの反応がアップ」と答えたという。

 こうした派手髪の人気についてヘンケルジャパンが、軍地彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクターに聞いたところ、「第一に働き方の変化。ダイバーシティー、インクルージョンがうたわれる今、髪色が自由な職場が増えている。 第二にSNSの影響。個人が発信する時代、ファッションで差別化をするより、簡単で変化がわかりやすい髪色はリスクが少なく変身できる。 第三にはアニメ&ゲームブーム。『鬼滅の刃』や『刀剣乱舞』などの2次元、2.5次元のキャラの人気はこのところ高まっている。アニメの登場人物のように、自身をキャラ変して楽しむようになった。第四の理由としては、ジェンダーの変化。男性でも女性でもLGBTQでも、性別を超えて、髪色は自由になっている。髪色を選ぶこと=人生を選択するという、よりポジティブな印象を与える。この本格的派手髪ブームは個人が尊重される、ダイバーシティー社会の象徴といえる」と語った。

 一方で派手髪が増えたのには、ヘアカラー剤やカラーケア剤の進化が挙げられる。ブリーチケア剤が登場したことで、以前よりもダメージを気にせずヘアカラーを楽しめるようになった。ここ数年、ヘアカラー剤の売り上げが伸びており、ヘア業界でも次々と新たな製品が誕生している。そうすることで、美容師も自分の狙った色を作れるようになり、より顧客への提案の幅が広がっている。このような薬剤や技術の進化もあり、今後も派手髪をはじめ、さまざまな色を表現できるヘアカラーの人気は続くだろう。

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