ファッション

「アンダーアーマー」はロゴではなく製品のスーパーパワーが強み 米創業者が語るブランド哲学

 米アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)の創業者であるケビン・プランク(Kevin Plank)最高経営責任者(CEO)が来日し、今月13日に開店した国内最大店「アンダーアーマー ブランドハウス 新宿」で29日、同ブランドの日本総代理店であるドームの安田秀一CEOとの記者会見に登壇した。安田CEOは1998年にプランクCEOが会社を設立して以来の盟友。2人はこれまでを振り返りつつ、ブランド哲学などを語った。

 共にアメフト選手だった2人が出会ったのは、プランクCEOが26歳、安田CEOが28歳のとき。後に同ブランドの代名詞になった高機能アンダーウエアが開発されて間もないころだった。プランクCEOは「シュウ(安田CEO)は当時から『自分は大きなビジネスにする自信がある』と語っていた。私と似たタイプの男だと思った」と振り返る。以降、日米で緊密に連携を取りながら、売上高51億9300万ドル(約5556億円、2018年12月期)のグローバルブランドに育て上げた。

 安田CEOは両者の20年にわたる関係をシルクロードにたとえる。「シルクロードの交易でさまざまなものが運ばれて、新しい文化が広まったように、僕とケビンは交流し、互いを刺激しながら、新しいものを生み出してきた」。

 技術革新を重視するプランクCEOは、「一度体感してしまったら手放せなくなる製品が何よりの強み」と繰り返した。その上で「『アンダーアーマー』とはブランドのロゴではなく、製品に秘められたスーパーパワーを指す。少年少女が着用して、パフォーマンスが向上する自信と力を与えるものでなくてはならない」と話した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。