デンマーク発の低価格雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン」(以下、タイガー)の関東初出店となる表参道店が2日、オープンした。雨にもかかわらず、開店を待ちわびる大勢の人が駆け付け、伊藤病院の裏にある店舗から続く行列は表参道ヒルズ沿いに伸びていき、午前11時のオープン時には610人に達した。20〜30代の女性の姿が多かった。横浜から来た20代の女性は「テレビで紹介されたのを見て、絶対に初日に行こうと思った。予算は4000円くらい。これだけあれば大人買いできそう」と話した。大田区から来た30代の主婦は「実は(先週金曜日に原宿に開店した低価格雑貨店の)『アソコ』にも並んだ(笑)。雑貨は友達にあげても喜ばれるので、今日もたくさん買うつもり」と語った。
「タイガー」はデンマークのゼブラ社が1995年に立ち上げた低価格雑貨店で、現在19ヵ国で約240店舗を運営する。昨年7月に大阪・アメリカ村に開店した日本1号店は初日から客が殺到し、商品供給が間に合わず休業に追い込まれたことでも話題になった。今年7月にはサザビーリーグとの合弁会社による運営に切り替え、中長期的に50店舗の出店を計画する。表参道店のオープニングには、本国からレナート・ライボシツCEOも出席するなど日本市場への力の入れようを伺わせた。
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