ファッション

【ベルリンコレ速報】ベルリンファッションの独自性のひとつはエコファッション。合同サロンショーを開催

  



 メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク ベルリン2日目の16日、エコに特化したブランドを集めた合同サロンショーが開催された。ドイツ一のホテルと名高いアドロンのサロンで行なわれたショーに参加したのは“グリーンショールーム”や“エシカルファッション・フェア”の出展した21ブランド。同フェアは今回7回目を迎え、ヨーロッパにおけるグリーンファッションのプラットフォームになりつつある。出展数は“グリーンショールーム”が28、“エシカルファッション・フェア”が59。1992年創業のドイツの靴ブランド「GRAND STEP SHOES(グランド ステップ シューズ)」や2011年にスタートしたドイツのウィメンズウエアブランドの「MILDE(ミルデ)」などウエアから雑貨まで幅広い。


 今回3回目の出展だという「グランド ステップ シューズ」の担当者は、「回を重ねるごとに取引が増えている。取引先の8割がドイツ。ブランドを始めて20年経つが、ビジネスが伸びてきたのはここ6年程度。さらにこの1年で、エコファッション全体がよりファッショナブルになった」と語る。同ブランドは、植物性のなめしを用いるなど環境に配慮したモノ作りながら、一見エコブランドと感じさせないシンプルで気の効いたデザインが特徴。価格帯はヘンプのスニーカーが59ユーロ〜、レザーシューズが129ユーロ〜、ブーツでも200ユーロ以下と手に取りやすい。4シーズン目を迎えた「ミルデ」は、蚕を殺さずに製法したシルクなど素材にこだわるモノ作りが特徴。また、タグを服に縫いつけず、タグの変わりに乾燥ラベンダー入りの防虫剤をセットで販売する。価格帯はブラウスが184ユーロ〜、ジャケットが276ユーロ〜、スカートが78ユーロ〜など。シルク×コットンなど異素材ミックスでシャープに仕上げた。クリスティアーネ・ミルダ=デザイナーは「エコだけど、フェミニンでデザイン性の高いものを提案したい」と意気込みを語った。

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