
東京・麻布台ヒルズの「ジャヌ東京」は、イタリアンダイニング「ジャヌ メルカート」で夏季限定プラン“セーラ イタリアーナ”の提供をしている。
シーフードを中心としたアンティパストミストスタンドと、イタリアンビールやプロセッコのフリーフローを組み合わせた内容で、夕暮れから夜へと移り変わるテラスで、イタリアの食文化“アペロ”を楽しめるプランだ。
実際に試食すると印象的だったのは、料理の完成度の高さはもちろん、都心とは思えない開放的なテラスで過ごす時間そのもの。ホテルダイニングらしい上質さがありながら、肩肘張らずに楽しめる、夏らしい夕方の過ごし方を提案していた。
イタリアで親しまれる“アペロ”を東京で

アペロ(アペリティーボ)とは、夕食前に軽くお酒と前菜を楽しみながら、会話やその場の空気を味わうイタリアの習慣のこと。ジャヌ東京では、その文化を麻布台ヒルズの中央広場を望むテラスで楽しめるよう、シーフードを主役にしたスタンドと120分のフリーフローを組み合わせたプランとして提案する。
夕暮れの柔らかな光から夜景へと移り変わる景色を眺めながら、ゆったりとグラスを傾ける時間は、忙しい日常を少しだけ忘れさせてくれる。
厚切りシーフードが主役 一品ごとの満足度も高い
スタンドには、自家製のバーニャフレイダや国産生ハム、パルメザンチーズ、ピクルスなどの前菜に加え、ホタテのカルパッチョ、富士山サーモンのマリネ、だてまぐろのタリアータ、天使の海老、ムール貝などが並ぶ。
中でも印象的だったのは、富士山サーモンのマリネとだてまぐろのタリアータだ。どちらも厚切りで、一枚でも十分な存在感があり、口いっぱいに海の幸の旨みが広がる。鮮度も非常に高く、臭みは一切感じられない。素材そのもののおいしさをストレートに味わえる仕上がりだった。
カラマリフリットも驚くほど柔らかく、自家製アイオリソースやジェノベーゼソース、チリソースなどで味を変えながら食べ進められるため、最後まで飽きることがない。キリッと冷えたプロセッコやイタリアンビールとの相性も抜群で、自然とグラスが進む。
テラス限定で提供しているアラカルトメニューの
カッペリーニも夏らしい一皿

今回は、テラス限定のアラカルトメニューとして提供しているカッペリーニも試食した。
細いパスタがソースによく絡みながらも軽やかで、暑さが増すこれからの季節にもぴったり。フレッシュなトマトのさっぱりとした味わいながら、浅利の旨味をたっぷりと引き出した奥行きのある味わいが広がり、ドリンクとの相性も良い。
“セーラ イタリアーナ”だけでも十分な満足感はあるが、食事としてもう少しボリュームが欲しい人は、アラカルトを追加するのもおすすめだ。季節の食材を使った料理も用意されており、その日の気分に合わせて楽しめる。
“少し贅沢をしたい日”に選びたい特別なプラン
プランは120分のフリーフロー付き(席利用は150分)で、料理だけでなく、ゆっくりと時間を過ごせるのも魅力だ。目の前には麻布台ヒルズ中央広場の豊かな緑が広がり、夕方になるにつれて街はマジックアワーから夜景へと表情を変えていく。
1万1800円という価格にはフードとフリーフローが含まれており、ラグジュアリーホテルで過ごす時間まで含めて考えると納得感がある。誕生日や記念日だけではなく、「今日は少し贅沢をしたい」「友人とゆっくり食事を楽しみたい」といった日常の延長線上にある小さなお祝いにもぴったりだ。
料理、景色、そして会話までを含めて楽しむ“セーラ イタリアーナ”は、イタリアのアペロ文化を東京らしく再解釈した、この夏ならではの体験だった。