三陽商会は、新ブランド「オーレム(AUREME)」を2026-27年秋冬シーズンにスタートする。ディレクターには、エレメントルールの「カオス(CHAOS)」のディレクター(〜25年6月)をはじめ国内アパレル企業で長年にわたり企画・デザイン・ディレクションを手がけてきた櫛部美佐子氏を起用した。9月上旬、都内に店舗をオープンすると共にEC販売を開始し、5年後にはファッションビルを中心に約10店舗の展開を目指す。
「オーレム」は、“空気をまとい素肌に寄り添う 未来のための日常着”をコンセプトに掲げる。ブランド名は「AURA(気配・空気)」と「ME(自分)」を組み合わせた造語で、「個の存在を演出する衣服」という意味が込められている。ウィメンズを中心に展開するが、誰もが着こなしを選べる設計を採用し、性別による境界を設けていないジェンダーレスなアプローチが特徴だ。想定ターゲットは40代以上とし、心地よさを求めるすべての人のための日常着を提案する。
コレクションは、都市生活者が直面する気候や環境変化に寄り添い、3つのカテゴリーで構成する。「ファンクション(FUNCTION)」は高機能とモードデザインを融合させた、機能的にハイスペックなスタイリングを提案。「デイリーユース(DAILY USE)」では、素材の良さと着心地、遊び心を取り入れた日常スタイル。さらに「コンフォータブル(COMFORTABLE)」では、天然素材へのこだわりと心地よさにフィーチャーする。商品の中心価格帯(税込)は、ボトムスが2万4200円〜5万5000円、シャツ・ブラウスが2万5300円〜4万9500円、アウターが5万5000円〜14万3000円などに設定している。
同ブランドの立ち上げは、同社が25年4月に公表した中期経営計画の成長戦略における「新規自社ブランドの開発」の一環。百貨店以外の販売チャネル強化を主眼に、「オーレム」はファッションビルやECを主販路として新規顧客層の獲得を狙う。
本格ローンチに先駆け、3月17日に公式インスタグラムを開設した。4月21日にデビューコレクションのショーを開催し、7月上旬からブランド公式サイトでのEC予約販売をスタートする予定。