ファッションやデザインの祭典「東京クリエイティブサロン(TCS)2026」が13日に開幕した。22日までの10日間、丸の内、日本橋、銀座、赤坂、六本木、渋谷、原宿、新宿、羽田の9エリアを会場に趣向を凝らしたイベントを行う。東京都の支援を受けて20年に始まった催しで、東京発のさまざまなクリエイティブを世界に向けて発信する。
13日午前、赤坂でオープニングイベントが開かれた。TCS2026実行委員会の大西洋会長(羽田未来総合研究所社長)は、近年の東京が再開発などハードへの投資が先行する一方、ソフトが不足していると指摘した上で、「東京には海外の他の都市と違う街づくりを行う必要がある。アートやデザイン、ファッション、クラフトなど東京が世界に誇れるものたくさんある。TCSがその一翼を担いたい」と意気込みを示した。
今回のTCSのテーマは「フューチャービンテージ」とした。杉山央・統括ディレクターは「過去の記憶を新たな創造によって未来につないでいきたい」とテーマに込められた思いを説明した。
ゲストとして登場した俳優の本田翼さんは、東京の好きなエリアを尋ねられて「原宿」と答えた。「キャットストリートなどの裏原宿、ラフォーレ原宿、竹下通り、タケノコ族とか、(昔から)若者の街として発展して、最近は海外の観光客も人気のエリアになっている。ファッションの歴史が詰まっているのが面白い」と話した。
TCSは、エリアごとの担当企業がさまざまなイベントを開く。赤坂をTBSホールディングス、銀座を松屋、新宿を小田急SCディベロップメント、日本橋を三井不動産、渋谷を東急、羽田を羽田未来総合研究所、原宿を東急不動産、丸の内を三菱地所がそれぞれ担う。杉山統括ディレクターのもと、ファッションディレクターとして松井智則氏、クリエイティブディレクターに物延信氏、ファッションアドバイザーに中里唯馬氏がそれぞれ参画している。