イタリア・ミラノ発「イレブンティ(ELEVENTY)」が2月21日、日本初となる路面店を東京・銀座にオープンした。
「イレブンティ」は2007年に誕生。イタリア提携工場による100%メイド・イン・イタリーにこだわり、テーラードを主軸にスポーティーで抜け感のあるテイストで支持を獲得してきた。現在は欧米、アジア、中東で12の旗艦店を構える。日本ではかつてセレクトショップへのホールセールも行っていたが、2016年に三喜商事が代理店となって以降は直営展開に絞り、三越日本橋本店、三越銀座店など百貨店に4つのインショップを構える。中心顧客層は40代のメンズ。近年はウィメンズの人気も高まっており、全体売り上げの約3割を女性客が占める。
「イレブンティ 銀座店」は、女性客やカップルの取り込みも念頭に置く。店舗面積180平方メートルの2層構造で、1階はメンズ・ウィメンズのカジュアルラインを複合展開。店頭に並ぶ2026年春夏コレクションはリネン素材を主役に、海から昇る朝日に着想を得たコリアンダーイエローなどの新色を交えた軽やかなアイテムを提案。日本独自企画商品も一部展開する。
価格帯は、メンズがコート18万9000〜25万9000円、ジャケット8万9000〜33万9000円、ブルゾン7万9000〜18万5000円、スーツ19万9000〜29万5000円、パンツ4万1000〜9万5000円など。ウィメンズがコート19万9000〜24万9000円、ジャケット9万9000〜24万9000円、ブルゾン9万9000〜18万9000円、パンツ4万9000〜11万3000円、シャツ・ブラウス6万5000〜12万円。
イタリア製の良質なクオリティーと手に届く価格のバランスがブランドの強みだが、近年は原価高騰の影響もあり、価格は上昇傾向にある。ただし三喜商事の飛川高志ファッションビジネス部部長曰く、「単に価格転嫁するのではなく、本国は常にクオリティー向上努力を常に惜しまない。その証左として、かつて日本では5〜6万円台の商品が売れ筋だったが、15万円以上のアイテムもしっかりと動くようになってきている」と手応えを話す。
銀座店の2階は「プラチナムゾーン」としてより上質な素材を用いたアイテムを展開。ロロ・ピアーナなどの高級生地を使用したテーラードアイテムもそろえ、将来的には、本国で展開しているメイド・トゥ・メジャー(オーダーメイド)サービスの導入も視野に入れている。「日本では現状、百貨店のゾーニングも顧客からのイメージも、いわゆる“イタリア・クラシコ”。今後はこのイメージから脱却し、“ラグジュアリー”としてのポジショニングを目指していきたい。銀座店では、ブランドの核となる世界観を体現し、ゆったりと買い物を楽しんでいただける空間を提供する」。
オープンを祝したレセプションパーティには、アルピニストの野口健や俳優の石黒賢、ファッションディレクターの森岡毅ら大人の男性たちが顔を揃えた。
■ イレブンティ 銀座店
住所:東京都中央区銀座5-6-16 銀座西五番館1・2階
営業時間:11:00〜19:00
定休日: なし(※年始のみ休業)