一般社団法人日本学生油絵会が主催する学展の第75回目となる今年は、俳優の高橋一生と子どもたちによる映像制作プロジェクト“他者を想像する4日間”を実施した。完成した2枚のキャンバス作品は、8月7〜17日まで国立新美術館で展示され、映像作品は8月9日に同会場で開催する学展受賞者表彰式で、受賞者および関係者限定で特別上映される。
高橋一生と子どもたちが生み出す“想像のアート”
この企画は“他者を想像する力”を育むことを目的にする。学展出展者の小中学生7人と高橋一生が4日間にわたって身体表現活動や即興演技、他者との対話などを行いながら、2枚の巨大なキャンバス作品を完成させるという共同ワークショップを実施した。その過程を記録したドキュメンタリー映像作品だ。
映像作品の監督は、映画「チワワちゃん」や「真夜中乙女戦争」などで知られる二宮健が務め、子どもたちの瑞々しい表情や創作のプロセスを、繊細かつ大胆に映し出す。