ファッション

合同展「ルームス」が狙う アジア市場とマーケットの創出(上)

 アッシュ・ペー・フランスが運営する合同展示会「ルームス」が、事業分野を派生させながら、規模を拡大させている。9月展の「ルームス25」(会場=国立代々木競技場第一体育館)では、ウィメンズ&メンズウエア、服飾雑貨、プロダクト、アートといったカテゴリーを軸に過去最高の600ブランドを集積。さらに3日間で約1万8500人(対前回比137%)のファッション関係者が来場するなど、国内有数の大型展示会として確立した。

 

 一方、東北地方の地場産業ブースを新設し、ドメスティックなアイテムを来場した有力バイヤーに見せる、といった試みも行なっている。地場産業ブースには約60ブランドが集まり、福島県が参加するなど、行政機関を巻き込むスタンスにも注目が集まった。

 

 「ルームス」はドメスティックな意味合いが強くなり、バイヤーにとっては、日本の若手クリエイターやドメスティックブランドの「品評会」という貴重な場になっている。同展がドメスティックに振れたのには訳がある。佐藤美加「ルームス」エグゼクティブ・プロデューサーは「あえて拡大路線を執り、出展者とバイヤーによる経済活動を活発にしたかった。海外からバイヤーを呼び寄せるという考えに変わりはないが、派生版の『ルームスリンク』という別の合同展が軌道に乗り、『ルームス』は国内ブランドの営業活動に注力することができた」と語る。ちなみに「ルームスリンク」は国内外で開催されている有機的な合同展で、近年は韓国や台湾といったアジア地域でも行なわれている。

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