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三越伊勢丹がシンガポール法人を完全子会社化

三越伊勢丹ホールディングスは1日、シンガポールで3店舗を運営するイセタン(シンガポール)リミテッドを完全子会社化すると発表した。子会社の三越伊勢丹を通じて、発行済み株式の全てを取得する。取得価格は1億4000万シンガポールドル(約157億円)。アジアの成長市場であるシンガポールでの事業強化に乗り出す。

イセタン(シンガポール)リミテッドは1970年に設立。81年には日本の百貨店企業としては初めてシンガポール証券取引所に上場した。現在、スコッツ店、タンピネス店、セラングーン店の3店舗を運営する。総額売上高は非公表。

三越伊勢丹はこれまで株式の52.73%を保有していた。完全子会社化するとともに株式を非公開化し、経営の機動性を確保する。

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