ファッション

ポーラ・オルビスHDが肌のキメに関わる新知見を発表

 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業は、表皮細胞の線維構造であるケラチン中間径フィラメント(KIF)の減少がキメを乱れさせて、肌の明るさに影響を及ぼすという研究結果を発表した。通常、肌は表皮細胞がKIFと呼ばれる線維構造によって裏打ちされることで支えられているため、KIF構造の悪化が肌の弾力低下やシワに関与していることは知られていたが、肌の明るさに直接結びついていることは発表されていなかった。

 今回の研究では、KIF の減少には活性酸素とメラニンが関与していることも発見。さらにローズヒップとワイルドタイムにKIFを構成するタンパク質の発現量を増やす作用があることも確認した。

 これらの研究技術は、2014年3月7日にリニューアル発売するスキンケアブランド「ホワイティシモ」4品に応用される。「ホワイティシモ」は、加齢によって透明感を失いがちな大人の肌に着目して開発された。リニューアルでは、ローズヒップとワイルドタイムから抽出したエキスを配合したオリジナル複合保湿成分"トリプルブライトカプセル"を化粧水、乳液、日焼け止め、クリームに配合。さらに保湿成分や美白有効成分の浸透を助けるオリジナル保湿処方を採用。テクスチャーも改良し、美白、保湿、感触の3点をパワーアップさせた。

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