ファッション

「ビーミング バイ ビームス」から環境配慮を意識した新ライン スタッフが綿花の栽培から関わる

 ビームス(BEAMS)は、ライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」で環境に配慮した背景を持つコットン素材に特化した新たなベーシックライン「シンプル イェット(SIMPLE YET)」を立ち上げた。リサイクルコットンやオーガニックコットンに加えて、2023-24年秋冬からは同社のチームが栽培に関わった綿花を使用してトレーサブルな商品を届ける。

 デビューシーズンの23年春夏は、リサイクルコットンとオーガニックコットンの混紡糸から作った生地を用いて、メード・イン・ジャパンにこだわって企画した。メンズとウィメンズの6型で、Tシャツ(税込5390円)やスエット(同1万1000円)、パーカ(同1万2100円)などベーシックなアイテムがそろう。リサイクルコットンは、紡績工場の製造工程で出たコットン残糸や残反、反毛業者が回収した売れ残り商品などを原料とする。

 同ラインの立ち上げに際し、スタッフ自らが綿花栽培に関わるプロジェクトが始動した。大阪府大阪市を拠点とするアパレルーカー市岡の監修のもと、和歌山県海南市近くに位置する、約150〜200平方メートルの農地で栽培する。22年10月には、初の綿花収穫をおこなった。今後は年間でおおよそ20kgの綿花を収穫できる見積りだという。この綿花を使用した商品は23年秋に発売予定だ。

 担当者は、「自分自身や大切な人が安心して着られる洋服をつくりたいというディレクターの想いのもとはじまった。原料調達の部分から携わることでお客さまに自信を持って商品を届けたい」と話す。

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