ファッション

中国の「成都伊勢丹」が年内で営業終了 進出15年で撤退

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、中国・四川省の「成都伊勢丹」の営業を12月末で終了する。賃貸で入居していたビルのオーナーが物件の売却を決めたことに伴い、移転せずに撤退することを決断した。運営する現地法人・成都伊勢丹百貨有限公司は清算する。

 中国内陸部で人口1600万人の大都市・成都に07年開業。百貨店業態(売り場面積2万5000平方メートル)とスーパーマーケット業界(同2600平方メートル)を運営していた。成都伊勢丹百貨有限公司の業績は、コロナが本格化する前の20年3月期で売上高が83億円、純損益が1億5000万円の黒字、直近の22年3月期は売上高が79億円、純損益が5億5200万円の赤字だった。

 成都撤退によって三越伊勢丹HDの中国での店舗は、上海1店舗、天津3店舗の計4店舗なる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。