ファッション

「グラウンズ」が中国本土市場に本格参入 深圳でポップアップ開催、実店舗とECを分けた独自モデルを構築

フットウエアブランド「グラウンズ(GROUNDS)」を運営するFOOLSは、中国本土市場への本格参入を発表した。

2026年7月から、中国本土における実店舗事業を伊藤忠商事および伊藤忠繊維貿易(中国)との協業のもと「leap gravity grounds」として展開する一方、オンラインストアは香港子会社のFOOLS HKが運営する「Tmall Global grounds海外旗艦店」として開設する。実店舗とECで運営主体を分ける独自のハイブリッドモデルで、中国市場の開拓を進める。

参入の第1弾として、7月5日〜8月31日に深圳の大型商業施設「万象天地(MixC World)」でポップアップストアを開催。会場は2フロア構成で、1階ではフットウエアを販売し、2階では20点のシューズと着用映像を組み合わせたインスタレーションを実施する。ブランドの世界観を体感できる空間を設ける。深圳はデザイン感度の高い若年層が集まる都市として知られ、中国市場で最初の「グラウンズ」拠点として選定した。今秋には中国本土初の常設店の出店も予定している。

同ブランドは「ファッションブランドのあり方を未来へと前進させる」をビジョンに掲げ、これまで都市ごとに異なる戦略を採用してきた。中国本土では、流通や規制、物流に強みを持つ伊藤忠グループと実店舗を展開する一方、ECは自社運営とすることで、顧客との接点や市場理解を維持する体制を構築する。ブランド体験を提供する実店舗と、顧客との関係を直接築くオンラインストアを両輪とし、長期的な事業基盤の確立を目指す。

また同社は海外展開という考え方ではなく、都市ごとのローカライズ戦略を重視。香港、台北、ソウルでは現地法人による直接運営を進める一方、中国本土ではパートナー企業との協業モデルを採用した。今後はこのモデルを東南アジア各都市へも広げる構想で、各市場の特性に応じた柔軟な展開を加速させる。

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