ビジネス

「ロレアル」が在宅向けパーソナル・ヘアカラーサービスを開始

 「ロレアル(L'OREAL)」は5月8日、個人に向けた自宅でのパーソナルライズ・ヘアカラーサービスを展開する「カラー アンド コー(Color & Co)」を北米で開始した。同ブランドは、自宅で10分間のビデオチャットを通じてプロのスタイリストに相談し、自分に合ったヘアカラーキットを購入できるサービスだ。このキットは、プロのスタイリストと内部で構築したアルゴリズムをもとに作成する。同社は髪の太さや気孔率、強度などの特徴に対応できる技術を開発し、あらゆる髪質に対応する。

 同サービスは診断をもとにしてヘアカラー製品をロレアル社内で生産し、染料、コンディショナー、説明書を3日間以内に利用者の自宅に届けるもので、19.90ドル(約2200円)から利用できる。また、スタイリストにとってはサロン以外の収入源になるという。「カラー アンド コー」が提携するスタイリストはどこからでもビデオチャットが可能なため、施術をしていない時間を有効に活用して収入を得ることができる。

 マーケティングリサーチ会社のニールセン(NIELSEN)は、米国のホームヘアカラー市場が年間推定14億ドル(約1540憶円)を売り上げると分析。業界筋によると、市販のヘアカラー剤を利用する客の4人に1人を「カラー アンド コー」が獲得できると予測し、その売り上げは3億5000万ドル(約385憶円)から4億2500万ドル(約467憶円)に上るだろうと話す。

 「このアイデアは、市販のヘアカラー剤への不満を解消したいという思いから生まれた。多くの人がパッケージのモデルとは同じ色に染まらないことに悩んでいる。茶髪と金髪では仕上がりが異なるのは当然であるため、それぞれに合わせた染料が必要だ」と、オリバー・ブラヤック(Oliver Blayac)=ゼネラルマネジャーは述べた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。