ファッション

アズディン・アライアの回顧展がアライアの自宅兼アトリエで開催

 アズディン・アライア(Azzedine Alaia)の生涯のパートナーで画家のクリストフ・フォン・ウェイエ(Christophe von Weyhe)とカルラ・ソッツァーニ(Carla Sozzani)=ディエチ コルソコモ(10 CORSO COMO)創業者、そしてアズディン・アライア・アソシエーション(Azzedine Alaia Association)は1月22日~6月10日、パリ・ヴェルリ通り18番(18 rue de la Verrerie)で、アズディン・アライアのアイコニックな作品35点を集めた回顧展「アズディン・アライア『私はクチュリエ』(Azzedine Alaïa “ Je suis Couturier”)」を開催する。

 マレ地区にあるこのアドレスは、アライアの店舗兼アトリエで自宅だった場所だ。彼は「マレ地区の自宅にメゾンのような財団を作りたい」という言葉を残しており、生涯にわたり収集した自身の作品や他の多くの才能あふれるクリエイターたちの作品を保存し、研究者向けに公開したり、展示会を企画・主催することができる財団とすることを目指していた。アズディン・アライア・アソシエーションは、アズディン・アライア・ファウンデーション(Azzedine Alaia Foundation)と改名され、今後はアライアの膨大な作品を所蔵し展示していく。

 今回の展覧会は、アライアの有名な言葉「私はデザイナーではない。私はクチュリエだ」にちなんでつけられた。 キュレーションを担当するオリヴィエ・サイヤール(Olivier Saillard)は、2013年にパリのガリエラ美術館で開催されたアライアの回顧展に、アライアと共に携わった人物だ。
サイヤールは「私の目には、すべてのクチュリエの作品の中でアズディン・アライアの作品が、最も無傷なまま、純粋なままであるように映る。彼自身の手から生まれたコートやドレスはどれも、アライアの存在を存分に感じさせてくれる。年月を経ても、アライアは常に作品の中に全盛期のまま生き続けている。この魅力的な現実に直面するとき、われわれはもはやキュレーターではなく、彼が残した全作品の庇護者となる」とコメントを発表した。

■アズディン・アライア「私はクチュリエ」(Azzedine Alaïa “Je suis Couturier”)展
日程:1月22日~6月10日
時間:11:00~19:00
住所:パリ・ヴェルリ通り18番

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。