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ごみステーション跡地に宿泊施設、トランジットが徳島県でサステイナブルなプロジェクト発足

 トランジットジェネラルオフィス(以下、トランジット)が2019年3月、“ゼロ・ウェイスト”に取り組む徳島県上勝町に体験型宿泊施設「ワイ(WHY)」をオープンする。20年以上前に設置された“ごみステーション”跡地を利用し、新たな施設を作る。人口約1700人と過疎化が進む上勝町は、03年に日本で初めて“ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言”をしたことで有名な町。そのため、ピーク時には年間4600人ものゲストが視察や観光に訪れたという。

 施設内には町を訪れる人々に向けた宿泊体験施設に加えて、新たなごみステーションや企業・大学向けの研究施設、ビジネススクール、リメイク&リユースを推奨するパーツセンターなどを併設する。施設名「ワイ」には「なぜ、今、われわれが、ゴミを?」という問いかけに対する答えを見つける場所という意味を込めた。施設全体を上空から見ると”?”の形状に似ていることも名称の由来だ。

 トランジットは10月、これに先立って上勝町にクラフトビールの醸造施設「カミカツ ストーンウォール ヒル クラフト アンド サイエンス(KAMIKATZ STONEWALL HILL CRAFT & SCIENCE)」をオープンした。同施設も“ゼロ・ウェイスト”の理念に則って、古い製材所をリノベーションし、ビールの生産拠点として再建したもの。

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