ファッション

ごみステーション跡地に宿泊施設、トランジットが徳島県でサステイナブルなプロジェクト発足

 トランジットジェネラルオフィス(以下、トランジット)が2019年3月、“ゼロ・ウェイスト”に取り組む徳島県上勝町に体験型宿泊施設「ワイ(WHY)」をオープンする。20年以上前に設置された“ごみステーション”跡地を利用し、新たな施設を作る。人口約1700人と過疎化が進む上勝町は、03年に日本で初めて“ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言”をしたことで有名な町。そのため、ピーク時には年間4600人ものゲストが視察や観光に訪れたという。

 施設内には町を訪れる人々に向けた宿泊体験施設に加えて、新たなごみステーションや企業・大学向けの研究施設、ビジネススクール、リメイク&リユースを推奨するパーツセンターなどを併設する。施設名「ワイ」には「なぜ、今、われわれが、ゴミを?」という問いかけに対する答えを見つける場所という意味を込めた。施設全体を上空から見ると”?”の形状に似ていることも名称の由来だ。

 トランジットは10月、これに先立って上勝町にクラフトビールの醸造施設「カミカツ ストーンウォール ヒル クラフト アンド サイエンス(KAMIKATZ STONEWALL HILL CRAFT & SCIENCE)」をオープンした。同施設も“ゼロ・ウェイスト”の理念に則って、古い製材所をリノベーションし、ビールの生産拠点として再建したもの。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。