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【平成プレイバック】 「リトゥンアフターワーズ」山縣良和が振り返る「マルタン・マルジェラとデザイナーたち」

 1988年にデビューしたマルタン(マルタン・マルジェラ、Martin Margiela)は、90年代以降のファッションをがらりと変えた。謎に包まれたデザイナーは、ベルギー特有のダークでシュールな世界観を醸し出し、「ギャルソン(コム デ ギャルソン、COMME DES GARCONS)」「ヨウジ(ヨウジヤマモト、YOHJI YAMAMOTO)」の系譜をほのかに感じさせ、ゴルチエ(ジャンポール・ゴルチエ、Jean Paul Gaultier)から学んだエスプリとユーモアを併せ持つ。毎シーズン発表されるコレクションでは、洋服とファッション業界の既成概念の再解釈を試みた。そして現在、ガリアーノ(ジョン・ガリアーノ、John Galliano)が「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を引き継ぎ、マルジェラ出身のデムナ(デムナ・ヴァザリア、Demna Gvasalia)が「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のデザイナーとして世界的影響力を誇る。年齢を問わず、多くの人間がマルタンから学び、さまざまな解釈をもって次の時代へと引き継ごうとしている。

山縣良和「リトゥンアフターワーズ」デザイナー、ここのがっこう代表: 2005年セントラル・セント・マーチンズ美術大学を卒業。在学中にジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務める。07年に「リトゥンアフターワーズ」設立。08年より東京コレクションに参加。14年に毎日ファッション大賞特別賞を受賞。15年にはLVMH ヤング ファッション デザイナー プライズのセミファイナリストにも選出された。またファッション表現の研究、学びの場として、08年より「ここのがっこう」を主宰。

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