ファッション

神楽坂ラカグが変わる 三根弘毅が「今面白い」と考える店とは?

 サザビーリーグと新潮社が協業し運営する神楽坂のラカグが8月20日、リニューアルオープンする。三根弘毅リトルリーグカンパニー・プレジデント兼ラカグ事業部事業部長率いる新体制で刷新した。生まれ変わったラカグは、1階に既存のウィメンズウエア、生活雑貨に加え、新たにガジェットコーナー、京都の喫茶店「マドラグ」が入る。2階はインテリア、メンズウエア、著名人のトークショーを開催するレクチャースペース、ブックコーナーの他、アイウエアコーナーとキュレーションサイト「ハッチ」のポップアップストア(期間限定)を新設。インテリアはスタイリストの岡尾美代子、本のセレクションはバッハ代表の幅充孝が手掛ける。

 三根事業部長は「空気感を変えた。(倉庫跡地というインダストリアルな雰囲気から)人の温かみが感じられるような内装にした。ショップのマインドコンセプトを"スマイルズ バック"とし、お客さまから笑顔が溢れるような店にしようとリニューアルした。和、洋、仏などさまざまなテイストをハイ&ローでミックスする今の感覚のハイセンス版を提供したいと考えた。売り上げはこれまでの1.5倍を目指す」とコメント。

 1階のウィメンズウエアコーナーでは、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ヌメロ ヴェントゥーノ(NO.21)」「マディソンブルー(MADISON BLUE)」「オーラリー(AURALEE)」など国内外のセレクト商品と刷新したオリジナル商品をそろえる。一部「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズなど、大人の女性に向けた古着も用意する。また、ジュエリーの品ぞろえを拡充し、「ソフィー ブハイ(SOPHIE BUHAI)」や、ロンハーマンオリジナルのネイティブアメリカンジュエリーをアレンジした「ロンハーマン ジュエリー フォー ラカグ(RON HERMAN JEWERLY FOR LAKAGU)」などをラインアップする。ガジェットコーナーではスタイリッシュなスマートフォンケースやヘッドフォンなどに加え、常時20枚程度のCDを販売。売り場に備え付けられたiPadで視聴も可能だ。今回のリニューアルの目玉でもある喫茶「マドラグ」は、京都で人気の喫茶店を誘致したもの。名物の玉子サンド(850円)、ピラフの上にオムレツとデミグラスソース、ポークカツなどを乗せたマドライス(980円)などを提供。コーヒーやクリームソーダ、アルコールとともに楽しむことができる。玉子サンドはテイクアウトもできる。

 2階のインテリアコーナーでは、「アルネ ヤコブセン」「フリッツ ハンセン」といった北欧ビンテージ家具、モロッコのベニオワレンのラグ、韓国の枕など、各国から集めたインテリアを集積。新設したアイウエアコーナーでは検眼機も備え、「トム フォード(TOM FORD)」「レイバン(RAY BAN)」などのアイウエアを販売する。「ハッチ」のポップアップストアには、南貴之「アルファ」代表や金子渚「ディスコネイル」代表らが選んだ商品が並ぶ。「スバル」のビンテージスクーター(270万円)など、プレミアムな商品も用意。ブックコーナーは幅允孝バッハ代表がキュレーションした本に加え、アメリカのスポーツ雑誌「ヴィクトリー(VICTORY)」のバックナンバーも販売する。

 ラカグは「リバリュー」をコンセプトに2014年10月にオープン。建物は、新潮社の倉庫を建築家の隈研吾がリノベーションした。

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